第40巻 第1号
通巻 第1473号

平成6年3月20日発行

目次・表紙絵解説

プログラム

会長講演

仏教と医療とのかかわり―古代インドから現代日本までの移りかわり―
杉田暉道

特別講演①

「横浜軍陣病院」の再検討
中西淳朗

特別講演②

米医 D.B.シモンズについて
荒井保男

一般口演

幕末および明治中期における日本プロテスタント・ミッションの医療伝道について
高安伸子

東京府病院長としての長谷川泰
唐沢信安

筒井八百珠と『臨床医典』
小田晧二

鍼灸・治効理論の変遷
高島文一

17世紀後半の医学書に見るらい病観
横田則子

内分泌の概念のおこり
藤田尚男

日本における早発癡呆―精神分裂病概念の受容―
岡田靖雄

カスパル流外科について
ヴォルフガング・ミヒェル

ScultetusのArmamentarium chirurgicum(外科の兵器庫)の書誌学的研究
蒲原宏

『撤氏産論』の原著者ゴ-トリ-プ・サロモンについて
石原力

医学教育への薬学の協力
中室嘉祐

明治はじめの京都の薬事政策―調剤資格の施策をめぐって―
小野尚香,多田罹浩三

家庭配置薬業の現状と諸問題
松下正巳

『万安方』にみられる麻疹の記載
広田曄子

『啓迪集』所引文献の検討
王鉄策,小曽戸洋

三浦梅園『贅語』身生帙改稿過程研究序説―各稿本類の起稿・推敲年次の推定―
近藤均

日本における食品分析の起源
寺畑喜朔

東大医学部生化学教室創設者隈川宗雄とその一族
中山沃

モアビットなる市病院
泉彪之助

中世ヨ-ロッパの衛生思想 Six non-naturals
平尾真知子

クワック(Quack)―18世紀オランダの巡回医療職について―
石田純郎

アンリ・モンド-ルについて―フランスの外科医そして文学者―
今泉孝

『明月記』に表れる藤原定家の歯痛に関する考察
戸出一郎

開国と日本の歯科
新藤恵久

象牙質神経線維に関する歴史的変遷について
西巻明彦

R.ブライト医師の"Reports of Medical Cases"(1827)(Vol.1)の内容について
会田恵

アルブレヒト・フォン・ロ-レツの研究(1)
小形利彦,エリッヒ・ラブル

明治初期の軍医学校
黒澤嘉幸

海軍大医監 奥山虎炳
深瀬泰旦

芸備 瀬戸内海沿岸 島部の医史概観
江川義雄

日清・日露戦争時の恩賜の義肢の研究―リハビリテ-ション史の視点から―
坪井良子

『空襲救護』について
谷津三雄,渋谷鉱

瀉血の歴史
藤倉一郎,藤倉知子

『啓迪集』の瀉血療法
友部和弘,真柳誠

華岡流の図説書
真柳誠

華岡青洲の麻酔法の普及―福井における橋本左内による二手術例について―
松木明知

中国医学と道教(Ⅷ・日本古代史から)
吉元昭治

古代日本に於ける呪術医療への考察
稲垣直

『史紀』扁鵲倉公伝の幻雲注所引の『難経』について
宮川浩也

馬王堆『南方禹臧』図考
猪飼祥夫

野口英世の師 渡辺鼎 そのI―父・思斉―
石原理年

産婦人科医緒方正清(1864-1919)
長門谷洋治

高岡長崎家収蔵の『寥山翁方集』をめぐって
正橋剛二

長崎浩斎『医者物語』と吉田長淑
津田進三
The 95th General Meeting of the Japan Society of Medical HiStory
日本医史学会会則抄

投稿規定

編集後記

日本医史学会役員氏名・奥付