第39巻 第4号
通巻 第1472号

平成5年12月20日発行

目次・表紙絵解説

特別寄稿

20世紀末におけるヒポクラテス医学と哲学
スヒロス・マルケトス、深瀬泰旦(訳)

原著

京都府立「癲狂院」の設立とその経緯
小野尚香

朝倉氏遺跡出土の『湯液本草』
真柳誠

明治期の陸軍看護システム
黒澤嘉幸

痰の起源(2)―梁以前の医書にみられる「痰」の検討―
遠藤次郎、中村輝子、八巻英彦、宮本浩和

広場

医学史研究の臨床医学への応用―医学史研究のより広い理解と実践を求めて―
松木明知

資料

和刻本漢籍医書総合年表―出版者名索引―
小曽戸洋

記事

消息

北海道医史学研究会設立総会
島田保久

「高松宮記念ハンセン病資料館」の開設
成田稔

例会抄録

中世ヨーロッパの衛生思想 six non naturalsとナイチンゲールの看護思想について
平尾真智子

中国伝統医学の蔵府を考える―肝と肝臓 Liver
宮川浩也

森鷗外と医学留学生たち
山崎光夫

書籍紹介

福島義一著『聞き書き・医者のみた阿波史・新阿波医人伝』
片岡義雄

三浦豊彦著『労働と健康の歴史』(第7巻)
保坂捷子

シャーウイン・B・ヌーランド著、曽田能宗訳『医学をきずいた人びと』上下二巻
大滝紀雄

新村拓著『ホスピスと老人介護の歴史』
杉田暉道

石田純郎編著『緒方洪庵の蘭学』
津田進三

小高健著『伝染病研究所』
高橋勝三

トーマス・マキューン著、酒井シヅ・田中靖夫訳『病気の起源』
網野豊

吉田直哉著『私伝・吉田富三 癌細胞はこう語った』
梶田昭

小竹英夫『柏倉忠粛とその周辺』
渡辺左武郎
日本医史学会会則抄

投稿規定

編集後記

日本医史学雑誌第39巻 総目次

日本医史学会役員氏名・奥付