第35巻 第3号
通巻 第1455号

平成1年7月30日発行

原著

緒方洪庵『扶氏経験遺訓』翻訳過程の検討
中村昭

The sources and Developments of the Japanese Medical Thought
長瀬治

研究ノート

幕末の長崎におけるシュミットの医療活動
園田健二

随想

医史学と私―遍歴の跡―
久志本常孝

医史学と私
山中太木

広場

『明治期における脚気の歴史』をめぐる話題
山下政三

資料

江戸幕府の医療制度に関する史料(1)―元禄13年『待医分限記』―
香取俊光

池田文書の研究(1)
池田文書研究会

追悼

緒方富雄先生を偲んで
大塚恭男

緒方富雄先生の格言
川島恂二

西川滇八教授を憶う
三浦豊彦

記事

矢数医史学賞について

消息

日本医史学会関西支部平成元年春季大会

例会記録


例会抄録

ソヴェトの医学史書から―『医学の象徴』ほか―
岡田靖雄

旧約聖書の医学用語について
梶田昭

奈良時代の医療の実態
杉田暉道

明治初期静岡県の病理解剖について
土屋重朗

書籍紹介

谷口克著『免疫の闘い』
丁宗鉄
湯浅光朝編著『コンサイス科学年表』
小曽戸洋
高島文一著『鍼灸医学序説』
島田隆司
赤堀昭著『漢方薬』
岩浪登
佐久間温巳著『西尾市民病院物語―市民医療の未来に向けて―』
丸山知良
復刻版『14年目の訪問―森永ひ素ミルク中毒追跡調査の記録―』
日野秀逸
J・リュフィエ、J=C・スールニア著 仲澤紀雄訳『ペストからエイズまで―人間史における疫病―』
青木国雄
瀧川義一、佐藤卓彌『木村蒹葭堂資料集―校訂と解説―』
木村陽二郎
ルイス・バカイ著 古和田正悦訳『開頭術の起源と発展』
山本修三
厚生省50年史編集委員会編『厚生省50年史』
清水勝嘉
川上武、小坂富美子著『農村医学からメディコ・ポリス構想へ―若月俊一の精神史―』
坂本和夫
松木明知・花田要一編『津軽医事文化史料集成―続―』
矢部一郎
松木明知編『森鷗外「渋江抽斎」基礎資料』
矢部一郎
山下政三著『明治期における脚気の歴史』
矢数道明
H・シッパーゲス著 大橋博司・濱中淑彦・波多野和夫・山岸洋訳『中世の医学-治療と養生の文化史』
小林雅夫
ルネ・スムレーニュ著 影山任佐訳『フィリップ・ピネルの生涯と思想』
松下正明
日本医史学会会則抄

投稿規定

編集後記

日本医史学会役員氏名・奥付