第35巻 第2号
通巻 第1454号

平成1年4月30日発行

目次

プログラム

特別講演

ベルリン大学医学部と日本
ゲオルク・ハーリヒ

ヨーロッパにおける“遊び"の概念と、医史学への影響
グレゴル・パウル

会長講演

肥後の医学史
鹿子木敏範

記念講演

楷の木の木陰に楷を語る
山本太木、藤本十四秋、渕上順三

出島蘭館医カスパル・シャムベルゲルについて(記念講演)
ミヒェル・ヴォルフガング

一般口演

中国医学と道教(Ⅸ 薬枕、神枕)
吉元昭治

湯爾和と北京医学専門学校
寺畑喜朔

軍医落合泰藏
田中助一

田代三喜の『三帰廻翁医書』小児諸病門について
広田曄子

『小品方』巻11・本草篇の旧態とその価値
真柳誠

六朝時代の医書に現れる歯病の分類について
戸出一郎

佐伯理一郎とその『日誌抜萃』
長門谷洋治

東博銅人形の製作者および年代について―幕府医官山崎氏の事跡―
小曽戸洋

細川桃庵の事跡
関信之、小曽戸洋

呉秀三先生遺稿について―ことに「杏壇訪古」のこと―
岡田靖雄

「肥後藩主 細川重賢公による腊葉帖」供覧
匂坂浩

『蘭方口伝(朱勃兒杜験方録)』について
中村昭

西洋と日本の薬局、処方箋の正しい調剤の始まり
中室嘉祐

自由民権運動にかかわった川崎の医師たち
深瀬泰旦

『紫式部日記』の出産、産養いに見られる医療思想
長瀬治

吉益蠃斎について
岡利幸

初代松本医学専門学校長 竹内松次郎先生創業の苦難とその功績を偲んで
穴田秀男

渋江抽斎自筆『津軽一粒金丹』秘伝書について
松木明知

軍陣歯科の小史
谷津三雄

村井琴山先生の事蹟
難波恒雄、浜田善利

相良藩の帝王切開術伝承について
鳥越謙一

広島地方の藩医たちとその業績
江川義雄

江戸後期芸州山県郡の牛痘接種の研究
末田尚

宋應星の『天工開物』(1637年刊)と労働衛生
三浦豊彦

『黄帝内経太素経』における経穴の主治症について
高島文一

倉公淳于意 その2 症例の2
家本誠一

『傷寒論文字攷続補』について
荒木ひろし

中国医療史における小児推拿について
山本徳子

中国国家図書館所蔵の宋刊医籍孤本八種
李志剛

19世紀ヨーロッパの医育の変遷
石田純郎、H・ボイケルス

眼科症候群名に冠した人名辞典の作成
奥沢康正

John Hunter の歯科医学的業績について
本間邦則

ヒポクラテス「医師の誓い」をめぐっての歴史的考察
今井正浩

アンブロアズ・パレの処女出版とその背景
大村敏郎

A.Vesalii の解剖書の図について
酒井恒

佐賀藩の輸入医学書
酒井シヅ

海上随鴎の在坂期間再考
中山沃

『医心方』の伝写について(Ⅸ)―仁和寺本―
杉立義一

高木兼寛とヘボン
大滝紀雄

ヘボンと交流のあった人々
高安伸子

明治戊辰戦争におけるウイリスの診療記録とその評価―日本人医師による越後口戦傷者記録を中心として―
蒲原宏

鎌倉幕府の京下官医受容形態の考察
奥富敬之

衛生学者坪井次郎
泉彪之助

日本医療団(第3報)―戦後の活動と九州地方の医療団施設―
佐久間温巳

曲直瀬道三の学友・西友鴎について
木下勤
The 90th General Meeting of the Japan Society of Medical HiStory
日本医史学会会則抄

投稿規定

編集後記

日本医史学会役員氏名・奥付