第33巻 第2号
通巻 第1446号

昭和62年4月30日発行

原著

米医D・B・シモンズ―とくに十全病院(横浜)に於ける業績並びに福沢諭吉との関係について―
荒井保男

『明月記』における瘧疾の検討
中村昭

アノイリナーゼ菌研究史補遺
吉井善作

研究ノート

カラホト出土マスペロ文書№478について―未宋改元刻『千金方』の存在―
小曽戸洋

津軽における最初の全身麻酔―藩医三上道隆の事績―
松木明知

『五十二病方』中の「隋」の字に関する考察と解明
趙有臣

長崎浩斎と新発見の「蘭東事始」について
津田進三

雑報

例会記事

例会抄録

古代インドの医療と現代日本の医療
杉田暉道

長崎浩斎と新発見の「蘭東事始」について
津田進三

スワドリング(Swaddling)について
大野晏且

日本の小児科領域にみられるプラグマティズムについて
広田曄子

藤原定家「明月記」における瘧疾
中村昭

ハイステル外科書蘭訳本の扉絵
古川明

天文方の蘭学事始
吉田忠

長崎医学伝習の再検討
沼倉延幸

消息

第26回医学史研究会、日本医史学会関西支部(昭和61年秋季)合同総会

日本医史学会広島支部総会ならびに研究発表会

書評

三木栄編著『朝鮮医事年表』
梁哲周
長木大三著『北里柴三郎』
添川正夫
酒井恒訳編『ターヘル・アナトミア解體新書』
神谷敏郎
矢数道明先生退職記念『東洋医学論集』
長谷川弥人
奥富敬之著『神奈川県伊勢原市域医療史概観』
大滝紀雄
医学博士 文学博士 矢数道明著『明治117年漢方医学の変遷と将来、漢方略史年表』
山田光胤
中村禎里編『遺伝学の歩みと現代生物学』
檜木田辰彦
古川明著『切手が語る医学のあゆみ』
大林敏郎
五十嵐金三郎編著『浅田宗伯書簡集』
長谷川弥人
佐藤昌介解題『洋学者稿本集』
宗田一
シンガー・アンダーウッド著 酒井シヅ・深瀬泰旦訳『医学の歴史』
栗本宗治
クロフォード・F・サムズ著 竹前栄治編訳『DDT革命』
杉田暉道
原三正著『オランダ留学生-若き日の津田真道-』
蒲原宏
昼田源四郎著『疫病と狐憑き 近世庶民の医療事情』
岡田靖雄
草野冴子・藤田覚校訂『田村藍水・西湖公用日記』
矢部一郎
添川正夫著『日本痘苗史序説』
加藤四郎
春日忠善著『日本のペスト流行史』
大島智夫
伴忠康著『医学のあゆみ』
寺畑喜朔
吉冨兵衛著『和訓 万病回春』
山田光胤
馬王堆漢墓帛書整理小組編『馬王堆漢墓帛書[肆]』
真柳誠
日本医史学会会則抄

投稿規定

日本医史学会役員氏名・編集後記・奥付