第19巻 第1号
通巻 第1391号

昭和48年3月30日発行

原著

1
明治初年地方医学校のオランダ語からドイツ語医学移行の研究―山口県.三田尻.華浦医学校の実例について―
阿知波五郎

19
西説内科撰要について(一)
大滝紀雄

29
藤原宮出土の典薬寮関係木簡考
新村拓

41
旧約聖書における衛生状態
小沢吉見

50
正倉院文書より得たる人口ピラミッド
日野英子

59
畠山義綱と医道伝受(二)
宮本義己

70
「鷧斎遺稿」について(六)
大鳥蘭三郎

88
江馬家にある坪井信道のヒポクラテス賛詩
青木一郎

資料

91
堀内文書の研究(八)
片桐一男

記事

例会記録

102
小絵馬に現われている疾病観と治療観
三浦三郎
江戸幕府と医師
進士慶幹
明治年代の歯科麻酔-殊に笑気麻酔小史-
谷津三雄
幕府医官奈須家資料について
鍋島直玄
多摩の蘭学
新藤恵久
切手でみた救ライと外科
蓮見武爾
日本におけるヒポクラテス画像とその後
緒方富雄
カピタンの娘、平戸のコルネリアの半生
岩生成一
南海寄帰伝にみられる個人衛生
杉田暉道
佐藤尚中の長崎留学について
小川鼎三

書評

107
中川米造著「医学をみる眼」
長門谷洋治

109
昭和47年度医史学関係論文目録(一)

雑報

114
東海医学史研究会発足す-発会記念講演会印象記-